2017 良いお年を




二〇一七年も今日の大晦日一日を残すのみとなりました。
時間の流れが本当に早いですね。
いつもこのブログに訪問して下さっている皆様には、今年も本当に有難うございました。
来年が皆様にとって素晴らしい一年となりますように、心より御祈り申し上げます。



僕はミュージシャンとしての活動を、今大きく方向転換させたいという思いで日々を過ごしています。
散文に思いを託し、振り返れば随分多くの言葉を書き残して来ました。
本を出版したこともありました。
自分の社会的なスタンスには余り変わりはなく、基本的なビジョンは今も胸の奥深くの情熱の炎と共に存在しているように思っています。


もう日本は変わらなくてはなりません。
時代はきっと大きく動いてゆく気がしてなりません。
初めは少しずつであったにしても、ポジティブな方向へと社会全体が舵を切るような場面が生まれて来なくては、もう希望へと繋がるものが何もない気がしていました。
そのような動きを生み出せるように、個々人が意識を高く持ち行動を起こさなくてはなりません。
僕のことでいえば、ステージに立ち歌うことです。
皆様にとってはどうでしょうか。
自分には大したことは出来ないという思い癖は意識して止めてゆくべきでしょう。
思い込みによって自分自身の可能性を狭めてしまいます。
人生それでは余りにも勿体ないですし、何よりも自分に失礼になります。


今の日本人は元気になりたいという願望を強く持っている気がしていました。
歌を歌って来て、聴いて下さる皆様の反応からそう感じて来たような気がします。
だから、その思いの向かおうとする希望ある未来の為に、僕は精一杯、もっと音楽をひたむきに愛し歌いたいなと思いました。
そして、その思いは来年へと向かいもう既に走り始めています。
皆さんの胸の中にある大切なその夢に、僕の音楽がどうか上手く寄り添えたらいいなと願っています。
皆さんの人生に沢山の祝福がありますように。



YouTubeは、二〇一七年十二月八日に広島の福山にあるライブハウス“MUSIC FACTORY”さんで行ったフレンチトーストのライブ映像です。
メンバーであるカフェのマスターは本業が忙しい為に出演されてなくて、僕一人でのステージとなりました。
全九曲を無事演奏することが出来ました。
応援してくれた皆様、有難うございました。


二〇一七年は、フレンチトーストのファーストアルバム制作の為に費やして来ました。
アルバム収録予定曲を完成させてライブを始めたという流れでした。
レコーディング予定すら立っていないのですが、今後はこのアルバムを軸にしたステージを続けて行くつもりでいます。


僕らミュージシャンは、生ライブで説得出来なければ生存が難しい面が今は強くなっているということなのかもしれません。
自己満足の為のアマチュアリズムや商業ベースに乗ったロック産業。
そのどちらも何か益々活動を疲弊させてゆくばかりのような気もします。
何故でしょう。
プロアマを問わず、何か在り方の清らかさや清々しさといったものについて、僕は普段よく思いを馳せることがあります。
それぞれのスタンスの中での音楽がある訳なのですが、きっと音楽を愛する思いには違いはないのでしょう。
だけど、そんな思いすらも何か色褪せくすませて来たような悲しさを覚えている僕がいる気がしていました。
音楽がどこか音楽らしくない。
何か別の価値によって支配されているような。
メッセージを純粋に伝えるという行為から、音楽家自体がそのマインドを忘れてしまい、何か別の価値の流れへとさらわれてしまったような気がします。
音楽からメッセージが消え、ただジャンル的な包装紙としての部分だけが時代に儚く浮遊しているかのようです。
僕はそのことが悔しくてなりません。
家畜化されたミュージシャンマインドの実態を目撃していた気がするからです。
そんな社会には、真の希望等あり得ません。
音楽は文化の水準を無言で語ります。
家畜化されたことに意識が向かうことなき音楽の消えた街に僕は生きている。
そこからのスタートが、僕にとっての二〇一八年であるのかもしれない。



今日も訪問してくれてどうも有難う!
良いお年を。