2016-01-01から1年間の記事一覧

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1% いよいよ二〇一六年が終わろうとしています。 いつも当ブログへ訪問して下さる皆様有難うございます。 皆様にとって、今年はどんな一年になったでしょうか。 もしもこのブログが何かの助けに少しでもなっていたとしたら、僕にとってこんなに嬉しいことは…

愛 Words & Music by Yoshinori Sugawara 愛 ビルの隙間 日が沈む 愛 群衆まぎれ物思い 枯れ葉舞う 街路樹の長い影 愛 答えてよ 暮らしに風 冷たく吹く ジャケットの襟 寒さしのぎ これは愛だろうか 日常に埋もれる歌 転がりつづける人生 這い上がることは…

企業戦士

企業戦士 Words & Music by Yoshinori Sugawara 内線のベルが鳴って 上司にどやせれるオフィス デスク 書類 山掻き分け 企業戦士 出世頭 将来の夢 保証書付きの幸せ求め 働くサラリーマン 高卒 大卒 中退 それぞれレールひた走る 一流商社は高値と女達は飛…

COCKPIT

COCKPIT Words & Music by Yoshinori Sugawara Midnight Tokyo City 巨大生物 蠢く欲望 呑み込み膨れ上がる街 旅客機みたい 運命共同体 文明が狂い 明日を探し暮らしてる 突然 操縦不能のサイレン鳴り響いた バブル崩壊の青ざめた前夜 経済大国に育ち 覚え…

新宿駅構内のルール

新宿駅構内のルール Words & Music by Yoshinori Sugawara 新宿駅構内 黒人青年 ドラッグの密売 ポリボックス連行 金だけが頼りの柵の街 家出した少女の孤独な瞳 愛を差し伸べる手もない 踏み外したら崖を転がる 這い上がれずに サイレンが鳴り響く 二十四…

東洋人

東洋人 Words & Music by Yoshinori Sugawara しゃかりきになって働く東洋人 ナンバーワンに追い着き 追い越せ しゃかりきになって働く毎日 電車揺られ 東へ西へ 星を見上げ なにを想うの 家族のため 身を粉にして 夢はどでかく 大志を抱けと 少年の日 聞か…

DEAR FRIEND

DEAR FRIEND Words & Music by Yoshinori Sugawara 君は今も忙しない毎日に追われているのかな 仕事の方は上手くいってるかな 離れ離れ 電話も途切れていった それぞれの日々に 胸にしまったあの日 今想い馳せ 寂しがらないで 日常にすれ違う心を救いたいな…

国会議事堂では

国会議事堂では Words & Music by Yoshinori Sugawara 国会議事堂ではこの国の問題を 誰かが難しそうな顔で語って 警視庁では汚職事件のトラブル起き ずさんな医療ミスが命を奪った どうなって ゆくのか この国の秩序 今 心が 壊れてゆくよ Han Han Han 置…

フラクタルの暗号

隣人を如何に愛するのか。 そんな永遠のテーマに人は生かされていた。 毎日は他人からの承認欲求の嵐だった。 僕自身、周囲の視線に酷く脅えることもあった。 何故、人は自分の価値を他者からの評価に委ね生きるのだろうか。 とても移ろい易い他人の気持ちに…

DARK BLUEのシルエット

路面電車内には、地方都市で働く背広姿のサラリーマンやOLに買い物帰りの主婦等の姿が目立っていた。 時刻は午後六時辺りのことだ。 夜の帳にすっかり呑み込まれた、岡山の街並み。 僕の暮らす街からは、庭先感覚で出向くことの出来る桃太郎の街だ。ヘッドラ…

ワイマールの遺伝子

幾つもの運命の糸が、無限の可能性の中で絡み合い、愛憎劇を織り成してゆく。 僕らは、一体何処へ漂流しようとしていたのだろう。 ヒトラーという名の、昔ドイツに生まれた独裁者の素顔が知りたいと思った。 彼は芸術家的感性すら持ち合わせ、心霊術にさえ長…

子羊の悲鳴

毎日のように、リオ五輪のニュースに沸く街は、もう四年後の東京五輪に向け、意気揚々としていたけれど、何かが狂ったままの暮らしの訳を問い質す声は、聞こえて来ない。 大切なことって、いつも少数派の意見だし、小さなその叫び声は街に埋もれてしまう。 …

JAPANESE PARADISE

梅雨が明けてから毎日は流れ続け、夏はもうすっかり真っ盛りを迎えていた七月下旬。 僕は、ギブソンJ-45を持参して、きららカフェを訪れていた。 月日は、余りに足早に過ぎゆく。 うっかりすると、何か大切なことを何処かに置き去りにしたまま、日常のリズム…

働き蟻

消費増税が先送りとなった、梅雨の季節。 もう、あの事故から五年の歳月が流れ去っていた。 僕らは、働き蟻の如く、雨の日も風の日も、長き冬を越す為に労働を続けている。 アベノミクスの経済効果は、国全体にどう影響して来たのだろう。 実感を伴わないと…

スケール

どの世界でも下積み時期は、苦行みたいなものだろうか。 僕の場合だと、ソングライティングと歌うこと。 曲を作ることも歌うことも、本当に第三者に届く形になるまでには、試行錯誤の連続だと思うし、今もそうだ。 ソングライティングに懸ける情熱の温度は、…

一月の行方

初めて地球が丸いと聞いた人々の驚きは、一体どれ程のものだったのだろう? そして、二〇一六年初頭の日本社会が抱えていた安全神話という社会的洗脳からの脱却というテーマは、まさに地球は実は丸かったと聞かされた時の違和感と同じようなものだったのでは…