2013-01-01から1年間の記事一覧

TURN

2013年。 皆様にとって、どんな一年でしたか。 「シュールにROCK決めこんで」をいつも訪問してくれた人に、たくさんの幸せが、また新しき一年に訪れることを祈りながら、この散文を大晦日の挨拶としたいと思います。 安部政権発足一年。 昭和的社会規範が、…

さらば資本主義

アルバム「さらば資本主義」より さらば資本主義 Words & Music by Yoshinori Sugawara 国会中継 臨時ニュース飛び込む 帰宅難民で溢れた新宿駅 安全神話 ボロ隠すワイドショー 歪んだ笑顔 コメンテーター この国で僕は与えられた豊かさ 疑うことなど知らず…

通りがかりの公園

土曜日。 僕は、車を停めると、木曜日のHIDEAWAYでのライブを振り返りながら、窓の外の動物園の脇にある、賑わった公園を見つめ、佇んでいる。 遊具で元気一杯に子供達がはしゃぎ回り、夢中で遊んでいる姿に、この国の未来を想う。 さらば資本主義。 2013年…

99%

アルバム「さらば資本主義」より 99% Words & Music by Yoshinori Sugawara 総理にお尋ねしたいな この国の未来 99% 犠牲の上の発展汚職事件 詭弁ばかり 誤魔化しの政治にはうんざりさデイサービス 介護福祉 火の車 派遣切り 雇用解雇 企業買収汗水垂らし…

ポケットの中のコイン握りしめ

アルバム「さらば資本主義」より ポケットの中のコイン握りしめ Words & Music by Yoshinori Sugawara ホームレスを横目に見て歩く 上野駅はざわめく日曜日 この街じゃ ポケットの中のコイン頼り 俯き目を伏せる 東京Lifeと挫折の日々に 何を信じて歩き出せ…

東京タワー

前回に続き、アルバム「さらば資本主義」よりデモ音源を紹介します。 東京タワー Words & Music by Yoshinori Sugawara 故郷を巣立ちゆき 東京Lifeを送る 愛情の手紙も本当は欲しかったけど 僕の決めた夢なんて 奮い立たせてた 寂しくて 悲しくて やるせな…

TODAY

秋の深まってゆく10月。 今日は、今年作ったアルバム「さらば資本主義」からデモ音源を紹介します。 この国や世界の抱えた様々な葛藤や悲しみが癒されていきますように。 TODAY Words & Music by Yoshinori Sugawara 黄昏 季節移ろい過ぎゆく 日常 色褪せ …

幻のダイヤ

SNSを利用しての出会い。 街の表情は、冷淡さと、そして豊かさとを同時に内包し、未来へと流れ込んでゆくよ。 僕は、地元の駅の新幹線のプラットホームに佇んでいた。 ネットで知り合った愛知の高校生の乗った新幹線を。 彼は修学旅行で、我が街広島を訪れた…

五輪の風

東京五輪招致決定に沸く九月。 華やいだ、久方ぶりに燃えゆる世相の花。 僕は今、この時代に何を見つめ生きているのだろうか。 僕は、凄く危惧していた。 だけど、時代の濁流に抗える人間なんていないってことも分かっているつもりだった。 そして、その一方…

人生にありがとう

暫く更新が空きましたが、音楽活動を優先させ日々を過ごしていました。 今日は久しぶりにライブ映像を届けます。 色んな歌を紹介していきたいと思っているのですが、なかなかいいテイクが撮れず、今回の歌も苦労して歌っていますが、まずまず歌えたと思った…

KEY

連日の猛暑続きだった八月も、突然秋になったかのような季候の変化を見せた。 すると台風の影響から、埼玉や栃木では近年発生していた竜巻による被害が出ていることをニュース映像から知った。 季節のうつろいは実に見事であり、そして一瞬のイリュ―ジョンの…

ファシズム

2013年7月21日 日曜日 参議院選挙投票日 20日の今日。 渋谷での最後の演説をネットで観ていて、新しき世界はもう始まったのだという事実を目の当たりにする思いだった。 ファシズム むさ苦しい密室に、まるで無限の記憶が舞い落ちるかのようだ。 僕は、さっ…

選挙フェス

YouTubeで三宅洋平という一人のミュージシャンが選挙演説をしてる。 選挙フェスという新しい政治スタイルの模索。 いよいよ夏本番の渋谷ハチ公前は黒山の人だかりだ。 僕は、初めて出会ったその青年の主張に心奪われていた。 演説を真剣に聞き入る人々と慣れ…

民衆の声はLOVE LOVE LOVE

民衆の声はLOVE LOVE LOVE Words & Music by Yoshinori Sugawara 紫陽花革命の梅雨空 原発依存社会とMoneyCome On Come On Come On Come On街はDangerous平和求め デモ隊の行進 老若男女 ベビーカーにプラカード夕日まで叫んでる 資本主義に命と腐ったこの…

MELTDOWN

梅雨が明け、快晴の空。 輝く夏の青空に未来を思う。 未来だなんて思えないような現実だってあるだろう。 国の明暗を分ける選挙戦、真っ只中の今。 政治なんて面白くないし、娯楽パラダイスの方が楽しいようだけれど。 そんなことも言っていられなくなっちゃ…

大丈夫

7月がやって来た。 2013年、下半期スタート! なせばなる、なさねばならぬ何事も。 そんな気分だ。 何があっても大丈夫。 全てはいい風にしか運ばない。 そう思う。 確かに、生きていれば辛いこと、苦しいことにもたくさん出くわすもの。 だけど、きっとそん…

アンチテーゼ

空梅雨にダムの貯水率低下が懸念されたある日、ようやく纏まった雨が降った。 しとしとと雨音が、何だか日常の抱える歓びや悲しみの全てを歌い上げていくかのような時間が流れる。 夜、ネットでニュース動画を観ていると、子宮頸がんワクチン接種の副作用に…

羽衣よ舞い

時折、ふらりと訪れたくなる町の一つに鞆の浦がある。 五月の春陽気に歓迎されて、今日は人生初の鯛網を見物にやって来た。 昔は都会に憧れていた、資本主義社会に育てられた僕も、高度なテクノロジーによってピカピカに輝くものよりも、自然に囲まれた文化…

五月雨歌うよバラード

部屋の机に飾ったスイートピー。 赤に白、ピンクに紫。 僕は2013年のアルバム作りと共に過ぎゆく春に思いを馳せた。 とりあえず全20曲の詞を書き切り、昨夜はライブハウスHIDEAWAYへと出掛けた。 新しいアルバムを構成する楽曲は、パソコンのキーボードの脇…

四月のLAST LIVE

四月最後の一日となった火曜日。 僕はいつものように、ライブハウスHIDEAWAYへと歌いに行った。 店の扉を開けると、見知らぬアマチュアミュージシャンがステージで歌っていた。 店内にはバンドマンがたくさん集まり、アマチュアミュージシャンの放つ独特の匂…

ひらひら

淡き春の詩が聞こえる。 歩道の上の丘に咲く桜がひらひらと舞い落ちてくる。 先生。 数年ぶりに見る日本の桜は、どんな風にその心に響いたのでしょうか。 僕は、昨日の午前十一時からの約一時間に渡る、倉富和子先生との久しぶりの再会のシーンに思いを馳せ…

はじめのワンフレーズ

十代の頃、母性に絶望した僕は、ギターとボストンバッグを抱え故郷を巣立った。 傷ついた心をかばうものはなく、信じていたのはロックンールと情熱だった。 東の街に着くと、僕は世界の中であまりにもちっぽけだった。 悲しい気持ちを拭い去ることも出来ず、…

争いはもういらない。 この世界に愛と平和を。 誰だって、自分が間違っているなんて、きっと思わないものだろう。 そうだ。 皆正しい。 僕も君も、あの子もあの人も、それぞれに生きて、それぞれの人生の中での体験を通し、人生を築き上げている。 一人一人…

今ここ

口で大きなことを言うのは、誰にでも簡単。 愛よりも、ほんの小さな親切心に救われることが案外多い、浮き世物語。 きっと、行動こそが愛。 忘れないで。 実行されることのない、どんな素晴らしいアイデアよりも、真心の一つこもった君の温かな、君の温かな…

季節に埋もれたアルバム

古いアルバムの手直しを続け、作品を磨き上げながら、2013年の音楽活動を思う。 今年は曲をたくさんネットを利用して発表出来たらいいなと計画中の、金曜日の午後。 今、窓の外では、不意に雨がパラついたかと思うと、また少し、淡く爽やかな青空が雲間に顔…

WALK

弾き語りでのデモ音源を紹介します。 「WALK」「愛しき人生」「オーロラ」「モンシロチョウ」の4曲です。 http://jp.myspace.com/yoshinorisugawara WALK Words&Music by Yoshinori Sugawara 白い雲流れ 青空吸い込まれそう 幾つもの思い出は溢れ季節は巡っ…

意識のピッチ

最近、不意に自分宛てに今日送った古い小包が届くみたいに、過去に遭遇した。 過去は新しく今日生まれる。 僕は、妙にそんな実感を覚え、納得していた。 過去は確かに変えようのないものだろう。 だけど、現在は誰にも変更可能で、それによって未来すら形作…

架空のユートピア

歩道橋の彼方へと広がる空は、青くどこまでも果てしない。 空って、何となく僕らの想像力に似た形で、佇んで見えた、平日の午後。 この頃は、太陽の輝きがとても強く、そのエネルギーの変化を肌身で感じていた。 二極化が進むこの世界で、僕らは今何を信じ生…