2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとりごと

「ひとりごと」 街通りを歩きながら僕らがぶつかるもの全ては 自分の意識のひとりごと以外何ものでもない気がするよ 肯定するエネルギーは瞬時にイメージする次元の現実の中に生まれ 否定するエネルギーは現実の壁となって、行く手を塞ぎ制限を形にする さあ…

Tomo no Ura

シーサイドホテルのレストランを出た後、愚図ついた空の下を陽気な気分でゆったり歩く。 僕はこんな休息日をここのところ月に数回取り、魂の洗濯をしていた。 文明社会の競争を離脱し、だけど心はとても豊かだ。 ここは広島の地元にある鞆という静かな港町で…

循環

「循環」 敵と味方の記号 ぼくらが勝手に心の中で線を引き 壁をつくって分け隔てた幻なのだろう 自らが否定したルール上を 生きる人々をも受け入れ自由を許すならば きっとやがて愛は循環し 敵も味方も全てが自分の一部であり 間違った存在など初めからいな…

十六のモンタージュ

あれは十六歳の時のことだ。 西暦でいうと一九九〇年で、湾岸戦争の記憶が僕の灰色の青春に悲しい影を落とした、そんな年の話だ。 当時、親に普通に高校に通わせてもらっていたけれど、僕の精神は瀕死の危機を彷徨っている真っ只中で、あの頃自分の部屋に閉…

中学三年生さんへ

歌を作る時はとても衝動的にメロディーを口ずさみ、そこに理屈も何もなく、感じていることの意味もはっきり分からぬまま創作しています。 心の中に葛藤や喜びのエネルギーが充満してある限界点に達した時、まるで心の中の宇宙の銀河の一つがビッグバンと呼ば…

Rock 'n' Roll

「壁」 現実の壁とは 僕らが思い込んでしまっている 意識の制限の象徴さ 壁をつくっているのは 他でもない僕ら自身なんだ 「人生」 自分自身が変われば問題ない 人生はただそれだけさ 「Rock 'n' Roll」 この世界のだれもが本当は 銃を向けることよりも 愛を…

怖れに愛を

怖れには愛を用意してやろう 怒りの裏側にはいつも怖れが眠っているよ その怖れの気持ちに気づき 優しくそっと手を差しのべてやろう

知性のサーフィン

気分がほぐれてゆく様な行きつけの美容室の席で、僕は髪をカットしてもらっている最中にふと女性週刊誌のページをめくっている。 一月下旬の金曜日の午後。 フロアに置かれた観葉植物も陽気そうに微笑んでいる様だ。 僕は、最近は滅多に見ることのなくなった…