2010-12-10から1日間の記事一覧

醒めたざわめきの向こう側に

二〇一〇年 僕の目に映る現実が、何だか泡の様に、慌ただしく幻の彼方へと醒めて消えゆく金曜日の午後七時。 年の瀬押し迫る一つの緊張感の波の中で、僕は一人、小さな部屋に置いた世界を垣間見ることの出来る箱の映像を見つめ続けていた。 抗おうと従おうと…

路上のQUESTION

相容れない日常のざわめきに押され、僕はこの身にバリアを張り、世界から離脱していく。 きめ細やかなバランスを保つ一つの言葉にも、僕は無防備に微笑むことが出来ず、人の善意を善意と素直に呼び、受け取ることをためらってしまう。 これは愛なのか 愛と呼…