フィブリノゲン

 





    フィブリノゲン
Words & Music by Yoshinori Sugawara

フィブリノゲン投与された人生 病室ベッドで振り返っていた
平凡だけど素晴らしき人生 愛する人と子供に恵まれて
窓の外に咲く桜美しく 疑いもなく神の愛に溢れ
だけど今年見納めになるだろう 最期の時 絶望と迫りくる
法律なんか信じない 国は責任逃ればかり
人が人である為 尊厳訴えるのさ
悔しくて悔しくて やるせないこの気持ちぶつけ 訴訟を
フィブリノゲンが我が人生狂わせた
まどろむ夕陽包まれ涙零した
運命恨み 鏡の中の自分のやつれた姿見つめ 嘆き苦しんだ
心を救って欲しい 人生返して欲しい
体制 醜き牙を剝き 真実認めず怠慢 
悲しくなるだけ 悲しくなるだけ


19の息子生まれた自分責め 心にナイフ突き立て生きている
罪のない者ばかり追い詰められ 正義は金 権力に潰される
恥も道徳も失くした文明 お祭り騒ぎ 中身は空っぽだ
口先だけで心なんて持たず 競争社会 偽善まかり通る
裁判なんか進まない しがらみだらけ機能不全
罪を認め償う 誠意を尽くしておくれ
路頭に迷って この胸引き裂かれ痛む 生きたい
フィブリノゲンが我が人生狂わせた
輝く未来を信じ生きてきたのに
不甲斐ない幕切れに 後悔 未練が
渚の様に打ち寄せては消えゆく
心を救って欲しい 人生返して欲しい
体制 醜き牙を剝き 真実認めず怠慢 
悲しくなるだけ 悲しくなるだけ



死を前に祈り続けた 神様の愛にすがった
この意地悪な世界 どうか悔い改めを Wow…


フィブリノゲンが我が人生狂わせた
殺されたのとおんなじだよと呟く
悲しみ背負い生きてゆかなきゃならない
家族のこと考えて 怒り 震えた
心を救って欲しい 人生返して欲しい
体制 醜き牙を剝き 真実認めず怠慢 
悲しくなるだけ 悲しくなるだけ
日本は繁栄の代償に 愛を失くしてしまった
悲しくなるだけ 悲しくなるだけ