YES

 マザー・テレサが天国に戻った時、彼女の所持品は本当に少なかったけれど、僕も段々そんな風に、物質文明かぶれしてしまっている価値観を一つ一つ捨てながら、歌い続け、生きていきたい。
 生きていく為に、本当に必要最低限にして最大の財産の意味を噛みしめる様に、太陽や星の輝きに祈り、幸せを感じ、歩き続けていきたいと願う。



 毎日とても幸せだ。
 昔は、幸せって一体何なのかさえ分からなかったよ。


 勿論、まだまだ手放すべき心の葛藤が存在しているけれど、嫌なことがどんどん減っていって、心地良い環境が日常を染め抜いていくよ。
 もう、僕は争いなんて欲しくないよ。
 つまり、僕自身の心が平和になっていけば、それでいいのだと思う。



 九月中旬から、少し生活に変化があって、ブログも放置状態が続いていた。
 ライブハウスには何度か歌いに顔を出した。


 僕の日常はやっぱり音楽だった。
 散文を書きたかったけれど、時間を曲作りに回して、日々を過ごした。


 秋の夜長には、開け放った窓から入る冷えた風とのお喋りが、よく似合った。
 幸せ色が世界に増えていったらいいね。


 今日も世界の何処かで残酷なニュースが生まれている。
 その重い現実から目を反らさず、僕は真摯に闘い続けなければならない。
 世界に平和を生み出す為に、愛の歌を歌い続けなければ。



 行動を起こそう。
 現実との摩擦や人々との理解が生まれるステージに立つんだ。
 僕は、自分に与えられた全てのものの中で、一体何を掴み、事実と真実との違いに、幾つの幸福の意味を発見していけるだろうか。


 そして、僕はどれだけ自分を信じられるだろうか。









 YES
 全ての葛藤に祝福を。


 YES
 誰も間違ってはいない。


 僕らは何故いつまでも傷つけ合い、奪い合っているのだろうか。
 それがとても虚しくて、無意味なことに思える。


 人生、誰が分かってくれる訳でもない。
 だけど、僕は僕の一番の理解者で在り続けようと思う。


 皆、一人ぼっち。
 そこから、もう一度歩き始めてみようか。


 YES
 悲しみにさようなら。


 YES
 微笑みから始めよう。



 今日が目の前に広がっている。
 本当は奇跡が続いているのだろうと気付き始めた今日が、虹色に輝き出すみたいさ。


 心には、温かな呟きが一つ。



 YES
 人類は、きっと上手く歩き続けていくだろう。


 YES
 僕は、そう信じている。


 YES
 悲しみなんて、もういらない。


 YES
 君のことが大好きさ。


 YES


 YES


 YES