2012-01-01から1年間の記事一覧

はじめて買ったレコード

2006 LIVE AT HIDEAWAY はじめて買ったレコード Words & Music by Yoshinori Sugawara 生まれてはじめて買ったレコード 小学生の僕には 高価な買い物 母親にねだって 手に入れた 音楽の魔法に取り付かれた 絶望の闇に 希望の星を見つけ 生き抜く術を授ける …

はじめて買ったレコード

1 ターンテーブルにドーナツ盤を乗せると、たちまち夢見心地になる。 あれは、一九八五年のことだ。 レコードの回転数の切り替えが二段階になった、とてもシンプルなプレーヤーが僕の宝物だった。 まだ小学生の僕は、音楽の世界に愛や自由を発見し、瞳を輝…

理想社会

2006 LIVE AT HIDEAWAY 理想社会 Words & Music by Yoshinori Sugawara 俺の求める理想社会の理念 地球再生のチャンスを摑みたい 教育 政治 宗教も狂った思想に分裂 文明は欲望に崩れる 金と権力 体制揺るがす 誰も掟に背けず 脅えてる 偽善ぶった日常に 支…

弥生エチュード

日本の美しい風景に出会える場所。 風の歌に諭され歩いていると、ふと遠くこだまする小鳥の囀りがストーリーテラーとなり、歩調のリズムと重なっては、僕の心に人生の台本を鮮明に浮かび上がらせてくるようだ。 みろくの里。 無明院へとつづく参道を下り、森…

LITTLE GIRL

2009 PRIVATE LIVE LITTLE GIRL Words & Music by Yoshinori Sugawara Little girl メインアベニュー 日常を塗り潰しながら 街角佇む 君を大人にする Little girl 壁伝い 転がった 青春の苦闘 誰もが真実に 瞳伏せ 塞ぐ Little girl 擦れ違った街…

拝啓 倉富和子先生

日本は今、桜が満開の素晴らしい季節を迎え、また無事に日本人が愛して止まぬ薄紅色の風景にこの身を浸しながら、ささやかに日々訪れる大切な幸せを、一つ一つ数え上げることの出来る我が人生に、感謝を覚えずにはいられません。 そして、あの日まだ若年の未…

ROCK WORLD

2009 PRIVATE LIVE ROCK WORLD Words & Music by Yoshinori Sugawara ようこそ皆 ROCK WORLD感じて 今夜一緒に自由を探しに行こう 全ては君の為に捧げる 俺達の愛を奏で 歌い踊って演じるのさ 素敵なSHOW TIME ROCK WORLDが生きている感動をリアルに伝える…

十字架の扉

気付けば春一番が吹き、そして春分の日を迎え、季節は春に燃え上がり始めようとしている。 そして、僕の経験している二〇一二年は、今までとは明らかに何かが違っていた。 思考が物質化する速度がとても速い。 一言で言えば、意識のバイブレーションが精妙に…

グライダー

グライダー Words&Music by Yoshinori Sugawara サイレン鳴らす父の脇 姉と僕 戯れた休日出勤 セルフスタンド空にグライダー少年の頃 甦る 昔懐かしい香り嗅ぐよ当直部屋でお茶すする 父はどんな夢見てたの グライダー 遠き記憶 たぐり寄せ 人は誰も涙する…

SEA

ちょっと故郷の町に会いに行ってきました。 動画とフォトをどうぞ! SEAパールホワイトの故郷の空。 3月の風はまだ冷たく、重ね着したシャツの中を風がかくれんぼ。 堤防には中学生くらいの女の子がふたり。 コンクリートに並んで腰をかけ、笑顔で語り合って…

十八の夏

十八の夏。 僕は、プロミュージシャンへの憧れを胸に上京し、渋谷ハチ公前のスクランブル交差点で信号待ちをしていた。 入り口はあっても出口の見当たらない世界。 僕はあの頃、見る人によっては、アウトロー気取りの生意気な青臭さを雰囲気に纏い、社会の中…

微笑み返し

「微笑み返し」 きっと世界は鏡を覗き込んだ自分自身の姿にちがいないだろう 今日の僕は微笑んでいるかなとたずねてみる 大切なのは僕ら一人一人の意識さ 心の中に愛を発見しなくちゃならない 鏡の中の僕の表情は愛をたたえているだろうか その答えがYESなら…

自由

「自由」 自由は許すこと 自由は執着を手放すこと 自由は期待を込めた結果を求めないこと 自由はそれらの全てから 自分自身が解き放たれること

ひとりごと

「ひとりごと」 街通りを歩きながら僕らがぶつかるもの全ては 自分の意識のひとりごと以外何ものでもない気がするよ 肯定するエネルギーは瞬時にイメージする次元の現実の中に生まれ 否定するエネルギーは現実の壁となって、行く手を塞ぎ制限を形にする さあ…

Tomo no Ura

シーサイドホテルのレストランを出た後、愚図ついた空の下を陽気な気分でゆったり歩く。 僕はこんな休息日をここのところ月に数回取り、魂の洗濯をしていた。 文明社会の競争を離脱し、だけど心はとても豊かだ。 ここは広島の地元にある鞆という静かな港町で…

循環

「循環」 敵と味方の記号 ぼくらが勝手に心の中で線を引き 壁をつくって分け隔てた幻なのだろう 自らが否定したルール上を 生きる人々をも受け入れ自由を許すならば きっとやがて愛は循環し 敵も味方も全てが自分の一部であり 間違った存在など初めからいな…

十六のモンタージュ

あれは十六歳の時のことだ。 西暦でいうと一九九〇年で、湾岸戦争の記憶が僕の灰色の青春に悲しい影を落とした、そんな年の話だ。 当時、親に普通に高校に通わせてもらっていたけれど、僕の精神は瀕死の危機を彷徨っている真っ只中で、あの頃自分の部屋に閉…

中学三年生さんへ

歌を作る時はとても衝動的にメロディーを口ずさみ、そこに理屈も何もなく、感じていることの意味もはっきり分からぬまま創作しています。 心の中に葛藤や喜びのエネルギーが充満してある限界点に達した時、まるで心の中の宇宙の銀河の一つがビッグバンと呼ば…

Rock 'n' Roll

「壁」 現実の壁とは 僕らが思い込んでしまっている 意識の制限の象徴さ 壁をつくっているのは 他でもない僕ら自身なんだ 「人生」 自分自身が変われば問題ない 人生はただそれだけさ 「Rock 'n' Roll」 この世界のだれもが本当は 銃を向けることよりも 愛を…

怖れに愛を

怖れには愛を用意してやろう 怒りの裏側にはいつも怖れが眠っているよ その怖れの気持ちに気づき 優しくそっと手を差しのべてやろう

知性のサーフィン

気分がほぐれてゆく様な行きつけの美容室の席で、僕は髪をカットしてもらっている最中にふと女性週刊誌のページをめくっている。 一月下旬の金曜日の午後。 フロアに置かれた観葉植物も陽気そうに微笑んでいる様だ。 僕は、最近は滅多に見ることのなくなった…

モンシロチョウ

世界中の人々の魂に、いつの日か平安が訪れることを願っています。 争いはなく、愛や夢に溢れた世界を心に思い描いて。 モンシロチョウ Words & Music by Yoshinori Sugawara まっ白な あのモンシロチョウ 風と遊ぶ土手の空 タンポポの綿飛んでゆく 春の陽…

「歌」 争いに傷ついた魂にとって この世で唯一といっていいほどに 救いとなってくれる歌の慰めが必要なんだ 「悪魔」 悪魔はまるで神を否定することで 自らの存在の意味を確かめているようさ 愛の光が降り注ぐ世界では 自分の存在がかき消されてしまうような…

理解

「理解」 裁けば裁かれるのみだ 愛することでしか互いの理解は生めない 「それだけでいい」 愛をごらん それだけでいい 「光と影」 全ての不幸には幸福が用意されている 宇宙に散らばる光と影を 美しく謳い上げるまでの 魂が抱いた一瞬の錯覚が不幸なのだと…

優しさ

「優しさ」 他人を裁くことはたやすい だが、他人の言動の全てにも自分と同じように信念を築き上げてきた さまざまな人生の喜びと悲しみが存在していることに気づき 想像力を巡らせる優しさを持つには、とても忍耐強さが必要さ 「真実」 もしも何かに傷つい…

天国に近い国

一月半ばのよく晴れた水曜日。 食料品店前のベンチに座り、僕は陽だまりに少しの間佇んでいた。 特別な奇跡が起こりそうもない、ごく平凡な日常に、何故かゆったり流れる様な時間と幸福を感じていた。 不安を探せば切りのない現代社会。 この頃は、真実を目…

愛をごらん

強く想像したものは全て生み出される。 恐怖は恐怖を生み、憎しみは憎しみを生む。 それがきっとこの悲しみの世界にはびこる暴力の正体なのだろう。 君が心から平和を望むなら、愛をごらん。 僕等は意識したものを経験しているに過ぎない。

DREAM

ファーストアルバム「I Love You For Love You」より http://jp.myspace.com/yoshinorisugawara DREAM Words&Music by Yoshinori Sugawara ある日動けないほどに 無理なことばかりが 続く日々が 僕をどこかに追いやった Dream 胸のベルがなった Dream 心の…

あの焼け野原の街が泣いてる

「あの焼け野原の街が泣いてる」 あの焼け野原の街が泣いてる。 汚染瓦礫受け入れという現代の被爆問題が押し迫っているよ。 あの焼け野原の街が泣いてる。 もう決して過ちは繰り返さないと誓ったはずなのに。 「無言のドーム」 幼い頃からずっと広島は平和…

一からはじめよう

今日は2007年に出版した「名もない日常のSTORY」という本の中からこの作品を紹介します。 ふと天を見上げると、そこにはまるで吸い込まれてしまいそうな生まれたての青空があった。 産声を上げたばかりの青空の清々しさは、そうだね、それは描き足りぬ未来の…